総文三教授(中野・飯笹・森島)による10周年記念事業関連企画 | 2018年12月5日

総文三教授(中野・飯笹・森島)による10周年記念事業関連企画 | 2018年12月5日

2018年度 若者による文化・歴史・政治の学び

日本の文化・歴史・政治について、学生たちの声を聞く機会を設けました。

2018年12月5日(水)に学生たちの要望に応えて前川喜平氏をお迎えし、学生たちとの対話の機会を設けました。この企画は、学生を中心にした、学生による、学生のための学びの場を設けるために2015年から継続的に続けているもので、総文10周年に合わせて著名なゲストをお招きしました。

これまでも映画プロデューサーや政治家、ジャーナリストなど様々なゲストをお招きして、学生たちの学びと成長を支えると共に、若者の意識と関心を知る機会を設けてきました。目的は、学生たちが日本のことについて何を知りたいかを理解するためです。そのため、教員は内容を教えるのではなく、学生たちが日本の歴史、文化、政治についてどんな疑問を持っており、どのような人から何を知りたいのかを聞き出すことに徹底しました。6月に設けた学生たちとの対話企画でも活発な発言が飛び交いました。

発言を繰り返す中で、学生たちの中から日本の教育制度のあり方を知りたいという意見が出てきました。文部科学省はどのような日本人像を理想として教育しているのかについて現場の人間から話を聞きたい。そこで学生たちがゲストとして指名したのが元文部科学事務次官の前川喜平氏でした。

前川喜平氏をお招きして学生たちとの対話の機会を設けるため、学生たちのスタッフチームを募集しました。スタッフチームは充実した対話を生み出すために、当日の流れや全体の構成等を自分たちで考えました。教員たちは学生たちのサポートに回り、要望に応えて環境を整えていきました。

ゲストの前川喜平氏との対話

2018年12月5日(水)前川喜平氏をお迎えして学生たちとの対話を行いました。テーマとして、道徳の教科化、高校の無償化、教育基本法などが取り上げられました。著名なゲストを迎えたことで、事前学習を重ねた学生たちは充実した学びをすることができました。当日は司会を含めて学生たちが役割を担い、積極的に質問が出され、活発な議論が繰り広げられました。

今回の取り組みから、教員が一方的に教えるのではなく、学生たちの問題意識や関心から主題や内容を自分たちで選び、取り組むことで、想像以上の主体的な学びと成果を得られることが分かりました。スタッフの反省会では、発見から更なる疑問と関心が生まれ、それぞれの学びに生かしたいとの発言が聞かれました。

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