10周年記念第3回トークセッション 2018年11月17日 人間は今どこにいるのか?

10周年記念第3回トークイベント|2018年11月17日

人間は今どこにいるのか?

チラシ

2018年11月17日(土)に行われた第3回目トークイベントは、「人間は今どこにいるのか」をテーマに、第1部は「越境のポリティクス」と題し、〈越境の文化――からだとことば〉〈越境する人々――国境管理の現在〉という2つの角度から、境界を越えることの意味や困難を、主に文化と政治の側面から考えました。
第2部は「AI時代に人間はどうなるのか」をテーマに、AI時代を生きる我々の課題を議論しました。

第1部「越境のポリティクス」

〈越境の文化――からだとことば〉

沖本 幸子
境界を生きる
沖本 幸子

  • 深い声の記憶―ネイティブインディアンの集いから
  • 中世の声
  • 民俗の時間と身体
ヴィクトリア・ストイロヴァ
生きのびるための越境
ヴィクトリア・ストイロヴァ

  • リアルな国境線
  • 自身が越境しなくとも、越境の当事者になりうる
  • 越境とコミュニケーション論
ディスカッション:
越境とアイデンティティ
沖本 幸子×ヴィクトリア・ストイロヴァ
モデレーター:小林康夫
コメンテーター:竹内孝宏

〈越境する人々――国境管理の現在〉

飯笹 佐代子

  • インドネシアからオーストラリアへの密航ルート
  • ボートピープルを運ぶ海の民と「境界」
  • 入国を阻まれる越境者
  • 「人類の危機」としての難民問題
  • 境界を問い直す視点を
難民と日本社会
難民と日本社会
カディザ・ベゴム/柳瀬 房子
インタビュアー 飯笹 佐代子

  • バングラデシュから来日したロヒンギャとして
  • 難民を助ける会の活動に40年携わって
  • 日本の難民受け入れ制度
  • 難民認定されるかどうかの基準とは?
AI時代に人間はどうなるのか
AI時代に人間はどうなるのか
問題提起:中野昌宏
(哲学)茂牧人×(精神分析)福田大輔×(神学)森島豊×(経済学)間宮陽介

  • 問題提起――AIの歴史、AI開発の方向性、シンギュラリティ
  • 各専門分野からの問題提起
  • チューリング・テストと中国語の部屋
  • AIとアイデンティティ
  • 人間の本質や社会性に目を
  • 意識はどこから生まれるのか
  • まとめに代えて
飯笹 佐代子

第1部・第2部
モデレーター 小林康夫

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